「運動しなきゃ。」
「もっと健康的な生活をしなきゃ。」
「体のために何か始めないと。」
そんなふうに思えば思うほど、少し気持ちが重くなってしまうことはありませんか?
健康のために運動することも、食事に気をつけることも、もちろん大切です。
でも、「やらなきゃ」と頑張りすぎると、それ自体がストレスになってしまったり、続かない自分に落ち込んでしまったり。
健康になるための習慣なのに、それが負担になってしまっては少しもったいないですよね。
最近、私がとても共感しているのが、台湾に行った際に知った「ライフスタイル医学」という考え方です。
毎日の暮らしから健康をつくる「ライフスタイル医学」
ライフスタイル医学とは、食事・運動・睡眠・ストレスケアなど、毎日の生活習慣を整えることで健康を育てていくという考え方です。
何か特別なことを一気に始めるのではなく、日々の小さな選択を少しずつ変えていく。
たとえば、
少しだけ歩く時間を増やしてみる。
いつもより野菜を一品増やしてみる。
疲れている日は少し早く寝る。
忙しい時こそ、一度深く呼吸してみる。
どれも、とても小さなことです。
でも健康は、一日だけ頑張ったからといって手に入るものではありません。
反対に考えると、毎日のほんの小さな習慣が、数ヶ月後、数年後の身体につながっていくということ。
この考え方は、私がピラティスを通して大切にしていることとも、とてもよく重なります。
ピラティスは「自分の身体に気づく時間」
ピラティスというと、
「身体を鍛えるもの」
「痩せるための運動」
「姿勢を良くするエクササイズ」
というイメージを持っている方も多いかもしれません。
もちろん筋肉を使い、身体を動かすことも大切です。
でも私は、それだけがピラティスの魅力ではないと思っています。
呼吸を感じる。
姿勢を整える。
自分の身体がどう動いているのかを感じる。
普段の生活では、私たちは意外と自分の身体のことを見ていません。
レッスンの中で身体に意識を向けてみると、
「今日は肩に力が入っているな。」
「呼吸が浅くなっているな。」
「右と左で動き方が違うな。」
「思っていたより身体が疲れているな。」
そんな小さな変化に気づくことがあります。
この「気づく」ということが、とても大切です。
身体の状態が分かれば、「今日は少し休もう」「ここを伸ばしてあげよう」と、自分の身体に合わせた選択ができるようになります。
身体が整うと、暮らしも少しずつ変わっていく
ピラティスを続けて身体が整ってくると、姿勢や筋力だけではなく、普段の生活にも変化が生まれることがあります。
身体が軽くなれば、少し歩いてみようと思える。
呼吸が深くなれば、気持ちにも少し余裕が生まれる。
自分の身体を大切にするようになると、
「今日は野菜を多めに食べよう。」
「今日は少し早めに休もう。」
「疲れているから無理をするのはやめよう。」
そんなふうに、自然と暮らし全体に意識が向いていきます。
健康のために何かを我慢したり、無理をして頑張ったりするのではなく、自分の身体の声を聞きながら選択していく。
私は、そんな習慣をつくることが大切だと思っています。
台湾で感じた「健康が暮らしの中にある」ということ
台湾を訪れて印象的だったのが、健康につながる習慣が特別なことではなく、日常の中に自然に存在していることでした。
よく歩く。
野菜をたくさん食べる。
豆腐や大豆製品をよく食べる。
冷たいものを避けることもある。
ドリンク店では無糖や微糖を選ぶことができ、砂糖の量を自分で調整しやすい。
もちろん、台湾にいる人すべてが健康的な生活をしているという意味ではありません。
でも私自身が滞在してみて、「身体のことを考えた選択肢が日常の中にたくさんあるな」と感じました。
健康のために特別なことをするというより、毎日の生活そのものが身体をつくっている。
そんなことを改めて考えるきっかけになりました。
未来の身体は、今日の小さな選択から
健康や美容は、一日で手に入るものではありません。
ピラティスも同じです。
一回レッスンを受けたから、すぐにすべてが変わるわけではありません。
でも、一回身体を動かす。
一回深く呼吸する。
今日は少し歩いてみる。
身体に良いものを一つ選んでみる。
疲れていたら、しっかり休む。
その一つひとつは小さくても、積み重なれば大きな変化になります。
「毎日完璧にやらなきゃ」と思わなくても大丈夫。
できない日があっても、また次の日から始めればいい。
大切なのは、無理をして短期間だけ頑張ることではなく、自分が心地よく続けられることだと思います。
忙しい毎日だからこそ、自分を後回しにせず、少しだけ体と心に向き合う時間を持ってみませんか?
ピラティスは、身体を変えるためだけのものではありません。
これから先も元気に、自分らしく暮らしていくための習慣。
E Puaでは、そんな「無理なく続けられる身体づくり」を、ピラティスを通して一緒に育てていきたいと思っています。
台湾で出会った「青草茶」
最後に、台湾で出会ったものをひとつ。
夏の台湾で飲んだ「青草茶」という、薬草を使ったハーブティーです。
暑い台湾の夏に昔から親しまれている飲み物で、身体の熱を冷ましたい時などに飲まれているそうです。
もちろん私は無糖で。
初めて飲んだ時の感想は……
「薬草!!苦い!!(笑)」
でも、不思議と飲んだ後はさっぱり。
最初は独特だと思った苦さも、飲んでいるうちに少し癖になる味でした。
こうした飲み物も含めて、その土地の気候や食文化に合わせて、昔から身体を整える知恵が暮らしの中に残っているのも面白いですね。
運動、食事、睡眠、呼吸、そして休むこと。
何か一つだけを頑張るのではなく、毎日の暮らしを少しずつ整えていく。
今日できる小さなことから。
それが、これからの自分の身体をつくっていくのだと思います。



